コンサルタントに何を相談すればよいか分からない方へ。施策の前に整理すべきこと
- 3月25日
- 読了時間: 6分
更新日:3月27日
施策を頼む前に整理すべきこと。
何を相談すればよいか分からないとき、
最初に見直すべき論点とは?
外部のコンサルタントに相談しようと思っても、最初に止まりやすいのは「何をどう依頼すればよいのか分からない」という点ではないでしょうか。
この迷い自体は、決して珍しいものではありません。
むしろ、はじめて外部支援を検討する際には自然な反応です。
ただし、ここで一つ注意すべきことがあります。
それは、相談とは最初から施策の仕様を決めて持ち込むことではない、ということです。
実際には、施策の前に、そもそも何が課題なのか、何を優先すべきなのか、どこまでが決まっていてどこからが未定なのかを整理する方が重要な場合が少なくありません。
本記事では、何を相談すればよいか分からない段階で、最初に見直すべき論点を整理します。
株式会社Kerzeは、個別施策の単純な代行会社ではなく、成果が継続的に生まれる構造そのものを設計し、判断基準や実行体制まで含めて支援する会社です。だからこそ、ご相談の起点も「何をやるか」だけではなく、「その前に何を整理すべきか」に置いています。
相談とは、最初から「やること」を決めて持ち込むことではありません
コンサルタントへの相談に関して、よくある誤解があります。
一つは、相談時点で依頼内容を正確に定義していなければならない、という誤解です。もう一つは、課題が曖昧なまま相談するのは準備不足であり、望ましくない、という誤解です。
しかし、実際には逆です。
事業の現場で起きている問題は、最初からきれいな言葉で現れるとは限りません。
売上はあるが、利益が残りにくい
施策は動いているが、何を優先すべきか分からない
SNSや広告を強化したいが、それ以前の問題がある気もする
体制の問題なのか、判断の問題なのか、自社でも切り分けきれない
このような状態から始まる相談は、むしろ自然です。
本質的な問題は、曖昧であることそのものではありません。
問題は、その曖昧さを整理しないまま、施策だけを先に走らせてしまうことにあります。
むしろ多いのは、「何が問題か整理し切れていない」段階からの相談です
外部支援が必要になるのは、必ずしも「やることが明確なとき」だけではありません。実際には、より手前の段階で止まっているケースが少なくありません。
たとえば、SNSを強化したいという相談でも、実際には次のような状態が背景にあります。
何を成果とみなすのかが曖昧である
誰に何を届けるのかが整理されていない
投稿や広告の改善以前に、優先順位や判断基準が揃っていない
発信を続ける体制や役割分担が不明確である
この場合、問題はSNS運用そのものではありません。より上流にあります。
広告の相談でも同様です。出稿の可否やクリエイティブ改善の前に、何を仮説として検証したいのか、どの数値をどう評価するのか、出稿後に誰がどう判断するのかが未整理なままでは、改善より先に迷走が起こります。
「売上を上げたい」という相談も同じです。売上そのものではなく、利益構造、販促設計、投資判断、継続購買への導線に問題がある場合もあります。
つまり、相談の出発点は「何をやるか」ではなく、何が本質的なボトルネックなのかを見極めることである場合が多いのです。
相談時点で、まだ決まっていなくてよいこと
ここは明確にしておいた方がよい点です。
相談する時点で、次のことが決まっていなくても問題ありません。
課題の正式な名前
依頼する施策の具体案
どの支援タイプが適切か
予算の細部
完璧に整理された現状分析
これらが曖昧であること自体は、相談を妨げる理由にはなりません。
むしろ、そこが曖昧だからこそ、外部を入れて整理する意味がある場合があります。
一方で、分かる範囲で整理しておくと議論が深くなること
ただし、何も考えなくてよい、という意味ではありません。
次のことが分かる範囲で整理されていると、初回の議論はかなり深くなります。
いま何に違和感や危機感を持っているか
すでに取り組んでいる施策があるか
どこまでが決まっていて、どこからが未定か
いつ頃から動きたいか
誰が意思決定に関わるか
重要なのは、分かっていることと、まだ分からないことを区別することです。
それだけでも、相談の質は大きく変わります。
施策の前に、課題と判断の整理が必要な場合が多い
ここが最も重要な論点です。
SNS、広告、販促、発信、体制整備。どのテーマであっても、成果が出るかどうかは施策単体の巧拙だけで決まるわけではありません。
多くの場合、より手前にある次のような論点が影響しています。
何を優先するか
何を成果とみなすか
どの前提で投資判断をするか
誰が何を基準に意思決定するか
実行後にどう評価し、どう見直すか
この部分が曖昧なままでは、施策を増やしても成果が蓄積しません。一時的に数字が動いたとしても、再現性や持続性が残りにくくなります。
初回相談のあと、何が起こるのか
ここも、はじめて外部支援を検討する方にとっては見えにくい部分だと思います。
一般に、初回相談のあとで、いきなり施策実行に入るとは限りません。むしろ多いのは、次のような流れです。
現状や背景を整理する
何が課題で、何がまだ仮説段階なのかを分ける
優先順位を整理する
どこから着手するのが適切かを判断する
その結果として、
現状整理から入るべきか
仮説検証から入るべきか
継続的な意思決定支援が必要か
内製化支援が適切か
が見えてきます。
Kerzeの「ご支援の全体観」も、まさにこの考え方に基づいて、課題に応じた支援タイプを整理しています。
こうしたご相談は向かない場合があります
一方で、すべての相談が適しているわけではありません。
たとえば、次のような場合は向かないことがあります。
単なる作業代行のみを求めている
必要情報の共有や意思決定への参加が難しい
検証や改善を前提とした進め方を取りたくない
これは厳しさの問題ではありません。成果に対する前提条件の問題です。
KerzeのQ&Aでも、単純な作業代行は受けていないこと、完全な丸投げは難しいこと、必要情報の共有や実装への関与がなければ支援品質を担保しにくいことを明示しています。
どこから見ればよいか分からない場合は、まず「ご支援の全体観」をご覧ください
ここまで読んで、
何を相談すべきかはまだ曖昧だが、整理は必要そうだ
施策そのものより、課題整理や優先順位整理が先かもしれない
自分たちに必要な支援の入口を見極めたい
と感じられた場合は、まずご支援の全体観をご覧ください。
課題が曖昧な段階では、最初から施策の話に入るより、現状構造・優先順位・判断基準を整理するところから始める方が適切な場合が少なくありません。
Kerzeのサービスページは、その状態から「診断」「仮説検証」「伴走」「内製化支援」のどこに近いかを見極めるための入口として設計されています。
また、費用感や体制など、相談前によくある疑問についてはQ&Aで確認できます。
現時点で分かっていることと、まだ分からないことの両方で構いません。
まずは、分かる範囲からご相談ください。


